研究情報
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2026.06.30 低ナトリウム血症治療の選択肢―合併症を防ぎながら
慢性低ナトリウム血症の治療と浸透圧性脱髄症候群をめぐる議論
Treatment of chronic hyponatremia and controversy about osmotic demyelination syndrome
慢性低ナトリウム血症の治療には、それに応じた治療法を採用するために根本的な病因の注意深い診断評価が必要である。等張生理食塩水は依然として低ナトリウム血症の基準剤のままである一方、循環血液量過多状態では水分制限やループ利尿薬が好まれる。副腎機能不全による低ナトリウム血症では、コルチコステロイド補充が第一選択となる。体液量正常の不適合抗利尿症候群では、第一選択の治療は水分制限であり、第二選択として経口尿素製剤やバソプレシン受容体拮抗薬が追加される。タンパク質補給やSGLT2阻害剤などの新しい戦略は有望な補助薬を提供する。低ナトリウム血症の治療で最も恐れられている合併症は浸透圧性脱髄症候群であり、重度の低ナトリウム血症(≦105 mmol/L)、アルコール依存症、栄養失調、肝疾患、または低カリウム血症の患者で最もリスクが高い。現在のガイドラインでは、ナトリウム補正を24時間あたり10〜12 mmol/L以下(高リスク患者では8 mmol/L以下)に制限することを推奨している。現在進行中の研究では、将来の治療選択肢を検討し、慢性低ナトリウム血症患者の転帰向上のための補正限界に関するエビデンス確立を目指している。
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https://doi.org/10.1016/j.beem.2025.102067
Beck Julia , et al.
Best Practice & Research. Clinical Endocrinology & Metabolism , 2026;40,(1)
doi:10.1016/j.beem.2025.102067

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