研究情報
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2026.05.29 塩の腸内影響を考える
塩分感受性は高塩分食による腸管バリア機能の障害および腸内細菌叢の異常をラットにおいて増強する
Salt sensitivity potentiates high-salt diet-induced intestinal barrier disruption and gut microbiome dysbiosis in rats
はじめに:高塩分食は健康リスクを伴う一般的な食習慣である。本研究では、WistarおよびDahlの塩分感受性ラットモデルを用いて、高塩分が腸管バリア機能の障害および腸内細菌叢の異常に与える影響を調べた。
方法:ラットに8週間にわたり通常食または高塩分食を与えた。研究では体重および血漿炎症性サイトカインをモニタリングした。結腸組織損傷は組織病理学的検査で評価し、メタゲノムシーケンスを用いて微生物組成、機能経路、生物多様性の変化を分析した。
結果:その結果は高塩分が炎症誘発性サイトカインレベルを有意に上昇させ、結腸に構造的損傷を引き起こすことを示した。メタゲノム解析により、高塩分濃度は微生物種組成に約15%の差異をもたらすことが明らかになった。また、Firmicutes/Bacteroidetes比率の増加に加えて、Alpha多様性の減少につながった。分類群特異的変化には、LactobacillusおよびClostridiumの存在量の減少、EnterobacterおよびBifidobacteriumの存在量の増加が含まれた。相関解析により、Dahl塩感受性ラットにおけるBifidobacteriumの存在量と腫瘍壊死因子α(TNF-α)レベルとの間に正の相関があることがさらに明らかになった。
考察:本研究は腸内細菌叢が塩分感受性に果たす役割を明らかにし、リスクのある個人に向けた微生物叢が標的の介入策開発のための本質的な根拠を提供する。
© 2026 Zeng, Peng, Xiao, Nie, Zhang and Xia. Creative Commons Attribution 4.0 International License
https://doi.org/10.3389/fmicb.2025.1718782
Zeng Baihan , et al.
Frontiers in Microbiology (Web) , 2025;16,1718782
doi:10.3389/fmicb.2025.1718782

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